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【CD+LP+おまけset】【予約】ymss『Your Chorus』

¥7,000 税込

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※こちらは予約商品です。CDはご注文から数日中に発送しますが、LP+おまけは2026年3月頃に発送します。
※同時購入していただいた商品は、CDと同じタイミングで発送いたします。

ymss『Your Chorus』
2025年12月3日(水)発売(LPは2026年3月予定)
KNBL-003

【セット内容】
①ymss『Your Chorus』CD(定価3000円)
②ymss『Your Chorus』LPレコード(定価4000円)
③ymss缶バッチ(おまけ)
※①は2025年12月3日前後発送、②③は2026年3月頃発送予定

【収録曲】
1. Summertime
2. Give me more chorus
3. Drop
4. Lake
5. My Town
6. 11℃
7. Route 20
8. On Friday
9. Dreamer
10. Big Storm

・ダウンロード用ボーナストラック付 "Wasuremono (Live Recording)"
・歌詞/対訳付
・大久保祐子(音楽ライター)によるライナーノーツ付

【レーベル商品説明】
2018年、松山脩(茄子、ex-TINY VISION)が毎夏開催する恒例イベント「Twin Falls」の第2回で、ymssとTown(私ksnの所属バンド)が共演したのが、最初の出会いでした。
そのときはとにかく「渋いバンド」というイメージで、良いバンドだとは思いつつも、当時の自分は、アツいライブを観てわーっと盛り上がるのが楽しい、若盛り。失礼を承知で言うと、正直、自分のツボにはそこまで刺さっていませんでした。
ところが、そこから6年の時を経て2024年、今年のTwin Fallsでは、自分がいくらか「渋さ」の分かる大人になってきたこともあるのかもしれませんが、それを差し引いても、ymssの音楽性は明らかに異次元のネクストレベルに到達していて…引き算の極致、0を飛び越えてマイナスにぶっ飛んでいくような…とにかく、爆音で無理矢理に盛り上げるバンド(Townのことです)とは違って、身体の内側からふつふつと興奮を引き出してくる、迫真の演奏にガツンと衝撃を受けたのでした。僕だけでなく、会場全体が息を呑むような緊張感に包まれていて、そのときの空気をはっきりと思い出せます。
その衝撃のしばらく後、人づてに、「ymssが2022年に録ったアルバムのミックスにようやく終わりが見えてきたけど、まだレーベルが決まっていないらしい」と聞きました。そのときは、自分の中で「ymss、とんでもなくヤバいバンドだ…」という印象(もちろん良い意味です)になっていたので、かなり畏れ多いとは思ったのですが、ちょうどメコン/merimeriyeah/Townというけのびレーベルな面々が出演するイベント(Pygmy I’m cricket 「can't swim e.p.」 release tour)に、ymssドラムの野口さんが遊びに来てくれていたというタイミングの良さもあり、ダメ元とは思いながら、野口さんに声をかけて、けのびレーベルからのリリースをオファーしたのでした。
最初にマスタリング前の音源を聴かせてもらった時の印象は、Q And Not Uを想起させるような、静かに狂ったハードコアなアルバムだと思いました。その後のマスタリングを経ると、ハードコア感は残しつつも上質なインディーミュージックに仕上がっていて、贅沢にも2回の感動を味わわせていただきました。(作品が完成していく過程を見届けられるのが、レーベルをやる醍醐味かもしれません…。)
このバンドの中心にあるのは、強い意志を持ちながらも脱力したような不思議な魅力のある、サツキさんのギターとボーカルです。しかしながら、ギターロック然としないリズム隊の存在感の強さが、ymssの唯一無二の音楽性を特徴づけていると思います。ベースの重田さんは、bulbs of passion(merimeriyeahのドラム朔子さんも所属)やFewwwでも活躍していて、大きな音のバンドの中で動き回るようなベースラインを弾いている印象ですが、ymssでは他の音に埋もれない分、ミニマルに反復するリフが多く、メロディーや和音のセンスが際立っています。野口さんのうねるようなドラムが、ymssの「ヤバさ」(良い意味)を決定づけていることは異論が無いと思いますが、LOSTAGEなどを手がけてきた岩谷啓士郎さんの素晴らしいレコーディング/ミックス/マスタリングにより、野口さんが醸し出すライブ感、高揚感が見事にパッケージングされています。
音楽性ではなく、パーソナリティについても少し…。ymssは3人とも歳が離れているのが面白いバランスで、真ん中にギターボーカル・サツキさんがいるのですが、上の野口さんも、下の重田さんも、少年のような心を持っています(もちろん良い意味です!)。そんな少年たちに加えて、今回リリースに向けて伴走させてもらった僕も、レーベルはまだまだ始めたばかりで慣れないし、merimeriyeahのリリースとタイミングが被ったこともあって完全にキャパオーバーに陥っている中、サツキさんは、なんだか3人のお母さんのように、優しく皆を引っ張っていってくれていたなと思います。レーベルとして不甲斐なくて申し訳ない気持ちと共に、感謝してもしきれないです。
そんなサツキさんの書く歌詞。帯コメントで「”生”への諦観」と書きましたが、決して自暴自棄に悲しみを歌うわけではなく、悲しみを受け容れたような言葉たちに、サツキさんの優しさの背景が垣間見えるような気がします。歌詞カードには和訳が付きますので、ぜひCDやレコードを買って、読んでみて欲しいです。
さらに歌詞カードには、ymssと親交の深い音楽ライターの大久保祐子さんの解説も付いていて、読んでから音源を聴くと魅力がより引き立つような、素敵な文章になっています。サブスク未収録のボーナストラックは、今後ymssの重要曲になっていくであろう名曲”Wasuremono”のライブ音源で、アルバムの余韻を増幅させてくれます。松本健志さんによる、余白を残したアートワークとデザインは、音数を削ぎ落としたymssの音楽性にマッチしていて、一般的には元気な色である黄色が、不思議ともの寂しさを引き立てています。
もちろんサブスクで聴いても最高のアルバムですが、お金を出して買ってよかった、ときっと思ってもらえる、趣向を凝らしたCD・レコードになっていると思います。

2025.12.3 けのびレーベル ksn

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